海外寿司の基本!カリフォルニアロールの歴史とは?!


カリフォルニアロールが誕生した理由は?
カリフォルニアロール(California Roll)が
生まれたのは深い理由があります。

東京からのすし店進出が盛んになった1960年代には、
まだアメリカで生魚を食べる習慣の無い人がたくさんいました。
「生魚を食べるなんてなんて日本人は野蛮なんだ…」といった
偏見があった時代です。

そんな中、黒い海苔でグルグルに巻いた巻き寿司を見た
アメリカ人は、「日本人は黒い紙も食べるのか?野蛮すぎるっ!」と
またまた偏見の目でみられる始末…。すしを少しでも
現地の人達に受け入れてもらいたいと思い、海苔と魚介類を
外側でなく内側に入れたら抵抗がなくなるのでは?と考えられたのが
「裏巻き」という手法でした。

そして、食材もアメリカ人の味覚に合わせて、
アボガドやカニカマ、マヨネーズを使用するなど工夫して生まれたのが
カリフォルニアロールという説が一番強いようです。

現在でも、海苔や生魚に抵抗のあるアメリカ人は、
まずはこの裏巻きから始め、慣れてきてから握りや
刺身などに興味をもつようになるようです。


なぜアボカドを入れたの?
これはアメリカ人の食生活が深く関係しています。
米国では開拓時代から食生活が偏っている国で、
近年までずっと続いていました。

多くの人は「TVディナー」と呼ばれる冷凍食品や、
脂分の多いフライや肉を中心とした食事をとっています。
これでは偏りが強く、アメリカ国民の70%が肥満に悩むという
社会問題が起こってしまったわけです。

そこで、肥満を改称するための健康ブームが
次から次にでてきました。その流れに乗ったのが
SUSHI なのですが、アボガドにはデトックス栄養分の
グルタチオン・カリウム・食物繊維といったものから、
老化防止作用の高いビタミンE、悪玉コレステロールの
減少効果のある植物性脂肪分が豊富に含まれていることから、
アメリカの食文化の改善にはもってこいの食材だったのです。

また、脂っこい食事が好きな彼らにも、
「森のバター」と呼ばれるアボカドは味覚にあった食材だったので
カリフォルニアロールにアボカドが使われるようになったのです。

ちなみに、1960年代にロサンゼルスの東京會舘で働いていた
板前さんのインタビューでは、当時はまだネタがあまりにも
少なくてお客さんから「何かないのか?」と聞かれたところから、
安価なタラバガニとまったりと刺し身のような食感のある
アボカドを組み合わせて手巻にしたのが始まりだそうです。

アボカドの青臭さを消すためショウガのみじん切りも
加えていたそうですよ。しかし、最初のころは
正当な寿司の型が乱れると考えてメニューには
載せていなかったそうです。