お寿司屋さんが使う「飲み物」の符丁は?


お寿司屋さんが使う 「 飲み物 」 の符丁は?


前回、符丁について説明しましたが、今回は お寿司屋さんで
よく使われる飲み物に関する符丁についてまとめてみました。


アガリ


最後のお茶のこと。

語源は、食事をあがる ( 終わる ) というものや、
遊郭で来客時に出した上がり花から来ているという説、
煎茶の入れたてのものを上がり端 ( あがりばな ) ということから
などさまざまです。

もともと板前さんが お客さんに使う言葉なので、
お客が使うのは間違い。客が申し出る場合は、
「 お茶 」 の方が適切なんだそうです。

また、厳密には最後に飲むお茶だけを アガリ といいますが、
職人の中には 「 お茶 = アガリ 」 という使い方を
している人もいるようです。


出花 ( でばな )


最初に出す お茶のこと。
これはもともと花柳界で使われていた言葉だそうです。


玉川


水のこと。


タマ割り


水で薄めること。

タマとは水のことで、これは東京では昔から多摩川から
水をひいていたことに由来しているそうです。

では、料理で使う お玉も水をすくうから そう呼ばれてるのかな?と
思って調べてみたら、ちょっと違うようです。

お玉の正式名は 「 お玉杓子(おたまじゃくし) 」 というそうです。
田んぼにいるオタマジャクシは、これが語源とされているとのこと。
調理器具の方に先に名前が付いていたみたいです。

じゃぁ、お玉杓子の語源はというと
「 お多賀杓子(おたがじゃくし) 」 から来ているようです。

お多賀杓子とは、滋賀県多賀にある多賀大社という
神社で授けている お守りだそうです。

でも、写真を見てみたら 「 しゃもじ 」 なんですよね。
おたまと似ても似つかぬ形。ん~。

そこで、また調べてみると、このお守りの誕生は
西暦680年あたりまで遡るようです。

当時は精米技術がまだ発達していなくてお米には今のような
粘りがなく、硬くてパラパラとこぼれてしまうような
ものだったそうです。

そのお米を上手くすくえるように しゃもじの中央は部分は
大きく窪んでいて、柄の部分も湾曲していたそうです。
今の お玉の形に近かったんですね。

精米技術が発達するにつれて、お玉杓子も今の しゃもじ のような
平板の形状になります。

現代の お多賀杓子の形が しゃもじの形をしているのは、
もしかしたら形よりも、ご飯を装うことに焦点を当てているから
なのかもしれません。

しゃもじも、お玉も、ルーツは同じだったんですね (。・ω・。) 。
話が脱線してしまいました。


お寿司屋さんが使う飲み物に関する符丁はこんな感じです。

何を言っているのかがわかると、
少しだけ楽しみが増えるかもしれません。

参考にしてください。