あなたには最低限の食の常識はありますか?

魚の基本!子の代(このしろ)という名前の由来は?!


子の代(このしろ)という名前の由来は?!
「このしろ」の字は「子の代」と書くらしく、
その名の通り「子供の身代わり」という意味を
持っているようです。

なんで子供の身代わりなの…?

そんな疑問が湧いてきたので調べてみると
何とも怖い言い伝えがあるようです。

昔、下野国の長者に美しい一人娘がいたそうで、
常陸国の国司がその娘に魅かれて結婚を
申し出たそうです。しかし、娘には恋人がいたので、
困った娘の親は「娘は病死した」と国司に偽り、
代わりに魚を棺に入れて使者の前で
火葬してみせたそうです。

その時棺に入れたのが、焼くと人体が焦げるような
匂いがするといわれた「ツナシ」という魚で、
使者たちは娘が本当に死んだと納得し
国へ帰り去ったとのこと。それから後、
子供の身代わりとなったツナシは
「コノシロ(子の代)」と呼ばれるようになった。

というのが
有力な説のようです。
それだけ臭いが酷かったんでしょうね…。


コノシロがほとんど酢漬けや煮干しに加工されて、
焼いて食べることが少ないのはこの臭いが
原因だという説が大きいようです。

その他にも、戦国時代に「この城を焼く」という
語呂合わせに通じるとして武家が嫌った為とも
言われています。さらに、切腹の際に供えられた魚ともいわれ、
切腹魚」としても武家社会では敬遠されていたようです。
意外と嫌われモノだったんですね。

今では成魚を塩焼きや唐揚げ、刺身などで
食べるそうですが、若魚よりも漁業価値は低く、
小骨が多くて傷みも早いこともあり、
漁獲地周辺の流通にとどまることが多いようです。

また、そのままでは臭みもあるため、
刺身などで食べる際は醤油ではなく「酢味噌」が
用いられることが多いとのこと。

多く流通しているものでは、酢漬けに加工されたものが
もっとも一般的で、正月などに流通する粟漬けも
コノシロの酢漬けだそうですよ。

さらに、煮干しに加工されたものがあるようなんですが、
これで出汁を取ると上品な旨味の強い出汁が取れるようす。
是非試してみたいですね。しかし、流通は局所的なようです。
残念…。

『魚の常識』 一覧に戻る | EDIT
魚の常識 | TB(-) | CM(-)
プロフィール

rino

Author:rino
料理やお酒の知識が足りないことで、いろいろな場面で恥をかいてしまう自分がいる。。。「少しでも知ってたら、恥をかかずに済んだのにっ!」、そんな苦い経験をなくすために、食についていろいろと学んだことを書いていきます。少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。

訪問者数